2013/5/8

実に2年7カ月ぶりの更新。誰も見ていないかもしれませんが皆様お久しぶりです。

 

休暇を取って被災地に再び行ってきました。

前回は南三陸、女川、石巻を見ましたが、今回はもっと広範囲を見ようと、
南三陸、気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石、大槌、仙台、名取、
そして福島の南相馬、浪江にも足を運びました。

一言で言えば「前見た時と全然変わってない」です。
その傾向は、田舎ほど顕著です。

柳田國男の遠野、松尾芭蕉の山寺にも一観光客として巡礼しました。
世界遺産の平泉は混雑がすごそうなのでパス。
そういうのを見たくて来たわけではないので。

というわけで、枚数多いですがご容赦ください。

 

南三陸町志津川





 

南三陸町歌津




 

大槌町







 

気仙沼市神山



 

気仙沼市鹿折



 

陸前高田市


 

釜石市、気仙沼市




 

仙台空港。ここも被災地。
崩れた道路や橋を伝って、この撮影地に人が集まる光景は、ある意味シュールです。
でも、被災地に再び人が集うのは、どんな形であれ、悪いことじゃないと思う。
帰りの便を待つまでの間、一緒になって飛行機撮影を楽しみました。






 

最大のハイライトだった原発周辺の様子は、いろんな被災地の中でも個人的に最も衝撃的だったのと、
内容が少しナーバスなので、また別稿といたします。(しかし、次はいつになるだろうか…笑)

 2011/10/12

先日、1泊2日ですが、東北の被災地に行ってきました。

南三陸町志津川地区。

 

志津川の目抜き通り。主要道路だけはほぼ復旧していますが、粉じんが多いです。
このそばに公立志津川病院があります。ただ、病院の写真は正直、載せる気になりません。

 

しっかり朝ごはん。

 

女川町中心部。

 

海水に浸かった木は変色しています。

 

女川町。津波の境目がよく分かります。

 

道路状態は、総じてまだよくありません。
開通している区間でも、ところどころクラックや段差がまだ残っています。

 

崩れた所はこんな感じ。

 

それでも助かるのは、クラック一本一本にほとんどすべて白線が引かれていることです。
車からだと、この視認性が非常に良く、助かります。

 

名取市閖上です。被災前の風景をgoogle mapより引用。

 

同じ場所から見た現在の閖上の景色。

 

閖上から見る夕日。

 

被災地に行くのは正直、逡巡しました。

震災後何度も福島入りしているDharさんや同業者のように、仕事などで行くのとは違います。
私にとっては確かに仕事の参考になるので、休みを申請してでも行ってみたいと思っていました。
でも、あくまで一旅行者です。

「物見遊山」「珍しいもの見たさ」がきっかけでしたら、行くことはお勧めしません。
行くなら団体やグループではなく、1人で行くことをお勧めします。
「人の不幸を見に行くこと」なので、相応の覚悟を持つべきでしょう。
被災者の中には、決していい気分で我々を見ていないかたもいらっしゃいます。

しかし、実際に行かないと分からないことがあります。
土地の距離感や位置関係、現場の空気、潮位、沈下、落ちている遺品。
あらゆる現場の感覚がつかめます。

大事なのは、現場を訪れても被災者の心情を思いやる気持ちを絶対に忘れないこと。
一回限りの訪問ではなく、継続して被災地を思い続けること。忘れないこと。
当たり前ですが、マナーを守ること。観光客の集団行動はたぶん一番嫌われます。
実際そういう人を見ました。横倒しになったビルの前で、Vサイン出して記念撮影しているお年寄りなど。

行って初めて分かりましたが、「行くか行かないか」は、そう重要ではないとも感じました。
被災地の空気を吸うことはもちろん大事なことだと思います。でももっと大事なのは、
かの地を思い続けること、自分に何ができるか考え続けること。
そして、実際に何らかの行動をすること。それだけだと思います。

被災地のかたがたは今後、「忘れ去られてしまうこと」をとても恐れています。
「被災地に早く観光客が戻ってほしい。でも被災地は見世物ではない」
そんな複雑な心情を、南三陸でめげずに頑張っているそば屋のおばちゃんが、遠回しに話してました。